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1492年
クリストファー・コロンブスが新大陸を発見。ロドリゴ・デ・ヘレスとルイス・デ・トーレスがキューバに上陸する。二人は帰国後、次の記録を残した。「使節は、くすぶる小さな付け木を手にした大勢のインディアンの男女に出会った。彼らには、この木を使ってあるハーブを燃やし、その煙で体をたきしめる風習があった。」
1493年
スペイン特使だったルイス・デ・トーレスがヨーロッパへ戻ったのち逮捕され、魔術を使った罪で10年間獄に繋がれる。新大陸から持ち帰った不可思議なタバコの葉に火をつけたためだった。
1519年
コルテスがメキシコに上陸し、パイプでタバコを吸う習慣のあったアステカ族と遭遇する。
1520年
スペインの港、セビリア、カディス、カルタヘナ、モゲーラや、ポルトガルのリスボン港からタバコが広まる。
1525年
タバコ礼賛の最初の記録が、フランスの有名な船主ジャン・ダンゴにより書き残される。
「昨日私は古参の船乗りに出会い、ジョッキ1杯のブリターニュワインを共に飲み明かした。ワインを飲んでいる最中、急に彼が財布から何やら粘土でできた物を取り出した。私は最初、学校で使うインク入れかと思った。それは言うなれば四角いインク入れに長いパイプと吸い口がついたようなものである。彼は茶色い葉を手のひらで揉みほぐし、その物体の幅広の端に入れ、火打ち箱で火をつけた。そして、パイプを唇の間に入れた男は、次の瞬間、煙を口から吹き出したのである。これにはとても驚いた。彼は、ポルトガル人からこのトリックを教わったが、ポルトガル人はもともとこの風習をメキシコの現地人から習ったという。男はこの行為を『スモーキング』と呼び、頭をすっきりさせ、楽しい気分にさせてくれると言った。」
1530年
アフリカ大陸沿岸の奴隷を売買する初めての通貨として、タバコが使用される。
1542年
ドミニコ会の神父バルトロメ・デ・ラス・カサスはその著書『インディアスの破壊についての簡潔な報告』の中で、タバコに関する最も正確な描写を残している。
「それは乾燥させたハーブをこれまた乾燥させた葉で巻いてある、聖霊降臨祭で子供達が作る『フュジー』を紙で作ったような感じのものである。人々はその片端に火をつけ、もう片方からそれをくわえ、息を吸い込んでその煙を吸入する。彼らによると、この煙は眠気を醒ましてくれるのだそうだ。この『フュジー』のような物体を、彼らは『タバコ』と呼んでいる。」
1556年
タバコ葉の種が初めてフランスのアングレームに、コルデリエの修道士アンドレ・テヴェにより植えられる。
1560年
駐ポルトガル大使だったフランス人のジャン・ニコがタバコ葉の不思議な効能を発見し、ひどい片頭痛に悩まされていた女王に嗅ぎタバコにして投与し、治癒に成功する。
1567年
有名な印刷業者の義理の息子ジャン・リエボーが『農業と田舎家』を出版し、その中で、タバコの木を正式に「ニコチアナ」と呼ぶ。明らかに、タバコをポルトガルの王室専用庭園から最初に入手して研究を行ったジャン・ニコに敬意を表したもの。
1580年
イギリス人がロシアにタバコを伝え、イタリア人がトルコにタバコの木をもたらす。
1590年
タバコがポルトガルの船乗り達によって、日本に伝わる。
1595年
インドのムガール帝国にタバコの苗木が贈られる。モロッコ、ペルシア、エジプト、フィリピンにも同様にしてタバコが移入される。
1610年
サー・フランシス・べーコンが、近年タバコの喫煙者が増加し、それは一度始めると止めるのが難しい習慣であると書き記す。
1612年
インディアンの王女、ポカホンタスの夫として有名なジョン・ロルフがタバコをバージニアに伝える。
1623年
スペイン王フェリペ3世の命を受け、キューバ島がコスタリカ、メキシコ、カナリー諸島を含むスペイン帝国全域へのタバコ輸出拠点となる。
1717年
スペイン政府がタバコをセビリア港に向けて輸出するため、キューバに最初のタバコ工場を設立する。
1729-1796年
かなりの愛煙家だったロシアの女帝カテリーナは、指がタバコのヤニに染まるのを嫌って葉巻にバンドを巻いた最初の人物であると言われている。
1748-1753年
キューバからスペインへの年間タバコ輸出量が、平均800トンに達する。
1779年
ローマ法王ピウス6世が、ドイツのタバコ製造会社に当時「タバコ棒(bastoni di tabacco)」と呼ばれていた葉巻の製造販売を許可する。
1788年
葉巻の製造・販売がドイツで始まる。葉巻は豊かな生活とブルジョワであることの証だった。
1810年
アメリカ合衆国が、長さ1フィート(305mm)のストギーズ(stogies)と呼ばれる葉巻の製造をペンシルベニア州で始め、葉巻産業に参入する。
1816年
フランスも葉巻産業に参入。またオーストリアも「バージニアンズ(Virginians)」と名付けた葉巻の製造を始める。
1827年
ドン・ハイメ・パルタガスが、今でもハバナに残るタバコ製造会社を設立する。
1834年
ポール・ララニャーガ(Por Larranaga)がキューバ葉巻のブランドとして登場する。
1837年
ラモン・アロネス(Ramon Allones)がキューバのブランドとして発売され、タバコの総生産量は6,000トンに達する。
1840年
キューバのマニュエル・ロペスがイギリス市場に参入するため、パンチ(Punch)を商標登録する。葉巻を指すキューバ語の「プーロ」が、首都ハバナにちなんだ名前(ハバノス)に変わる。
1844年
H.アップマン(H. Upmann)とパルタガス(Partagas)が商標登録される。
1848年
ドイツの卸売業者、エミリオ・オームステットにより、エル・レイ・デル・ムンド(El Rey del Mundo)とサンチョ・パンサ(Sancho Panza)が商標登録される。
1850年
ロメオ・イ・フリエタ(Romeo y Julieta)がイノセンシオ・アルバレスとマニン・ガルシアの手により生まれる。
1851年
オヨ・デ・モンテレイ(Hoyo de Monterrey)がカタラン・ホセ・ヘネルにより設立される。シガーバンドが初めて使用される。ほどなくして、有名政治家、芸術家、著名人などが、タバコ工場に特注のシガーバンドを作らせるようになる。
1920年代
この頃、ボニーとクライドが大恐慌時代のアメリカ南部で強盗として暴れまわる。二人のトレードマークは、キューバ葉巻を吸う姿だった。
1935年
世界一人気のあるブランド、モンテクリスト(Montecristo)が発売される。
1959年
カストロが率いる反乱軍がハバナを占拠し、全タバコ産業を国営化して、強力な国営企業クーバタバコ公社の指揮下に置く。
1963年
葉巻やタバコを意味するタイノ・インディアン語、コイーバ(Cohiba)が、カストロ議長愛用のブランドとして設立される。当初は、革命政府の協力者への贈呈品として使われ、一般には販売されなかった。
1992年
コロンブスがキューバでタバコを発見した年から500年が経つのを記念して、リネア1492(Linea 1492)が発売される。
1992年
女性専用シガークラブとしては最大規模の「ジョルジュ・サンド・ソサイエティ」が、カルフォルニア州サンタモニカに設立される。ジョルジュ・サンド(1804-1870)はフランスの有名な女流作家で、男物のズボンやトレンチコートに身を包み、ネクタイを首に結んでキューバ葉巻をくゆらせながらパリの街を闊歩したことで知られている。多い時にはなんと1日7本も葉巻を吸ったという。
2000年
ロメオ・イ・フリエタ エクシビシオンNo.2ダブル・コロナ(Romeo y Julieta Exhibicion No.2 Double Corona)、パルタガス・ピラミデス(Partagas Piramides)、モンテクリスト・ロブスト(Montecristo Robustos)を含む、エディシオン・リミターダ(Edicion Limitada)の初回コレクションが発売される。これらの葉巻はその素晴らしい作りと、油分の多い濃い茶色のマデュロ・ラッパーが特徴。またこれらの限定品には、発売年を記入したシガーバンドがそれぞれもう1枚巻かれている。
2001年
エディシオン・リミターダの第2弾コレクションが発売される。第2弾を構成するブランドは、オヨ・デ・モンテレイ パルティキュラレス (Hoyo de Monterrey Particulares)、パルタガス・セリーD No.3(Partagas Serie D No. 3)、コイーバ・ピラミデス(Cohiba Piramides)、モンテクリスト・ダブル・コロナ(Montecristo Double Corona)、ロメオ・イ・フリエタ ロブスト(Romeo y Julieta Robusto)。
2002年
リネア1492記念ヒュミドールの発売10周年を記念して、コイーバが「リネア1492発売10周年記念(The X Anniversary Linea 1492)」ヒュミドールを発売する。500台限定のヒュミドールの中には、1492セレクションのシグロSiglo( I, II, III, IV, V)に加えて、新発売のシグロVIが収められていた。
2003年
コイーバ・コレクションの正式なブランドとして、シグロVIが単独で限定数のみ発売される。カニョナソという名称で知られるこの高級葉巻の全長は150mm、リングゲージは52。またエディシオン・リミターダの第3弾コレクションとしてロメオ・イ・フリエタ ヘルモソNo.1(Romeo y Julieta Hermosos No. 1)、パルタガス・セリーD No.2、(Partagas Serie D No.2)、オヨ・デ・モンテレイ ピラミデス(Hoyo de Monterrey Piramides)、モンテクリストC(Montecristo 'C')とコイーバ ・ダブル・コロナス(Cohiba Double Coronas)が発売される。
2004年
『モンテクリスト伯』の登場人物にちなんだエドムンド(Edmundo)がモンテクリストの30年ぶりの新作サイズとして発表される。リングゲージは大型の52。全長もそれに見合う5.3インチ(135mm)である。
エディシオン・リミターダの第4弾コレクションとしてロメオ・イ・フリエタ ヘルモソNo.2(Romeo y Julieta Hermosos No. 2)とパルタガス・セリーD No.1 (Partagas Serie D No. 1)が発売される。
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